【教授インタビュー】法学研究科 伏見岳人准教授

 受験を終えた皆さんを待つ大学生活は、どのようなものだろうか。本学でどのように学び、過ごすことができるのか期待に胸を膨らませる人も多いだろう。今回は本学法学研究科の伏見岳人准教授に自身の研究や大学時代のエピソード、東北大生の姿などについて話を伺った。本記事が、皆さんが大学生活についてのイメージをつかむのに資すれば幸いだ。




―研究について

 日本政治外交史を専門としています。日本政治外交史は明治維新以降の日本を対象に、政治と外交を通じた社会の変化を分析する学問です。大学院では、桂太郎が内閣総理大臣を務めた時代について予算作成の際どのように権力が働いたのかという観点から分析しました。その後は共同研究を行い、政治史の専門家であった吉野作造が大学で講義した時に学生が取ったノートを集めて彼がどのように研究していたかを探りました。

―どうして研究者の道を選んだのか

 まず日本政治外交史に興味を持ったのは、大学時代に面白い授業や本に出会い、今まで知らなかった概念によって社会が分析できることが興味深く思われたからです。しかし、研究者になることを決心したのは、大学の先生になりたかったという訳ではなく、大学を卒業する時に理解の足りないところが残り、もっと知りたい、調べてみたいことがあったからです。他に研究している人がおらず、自分で研究するしかない課題があったということもあります。この気持ちは今も変わらず持ち続けています。

―大学時代について

 一番印象に残っているのはゼミでの思い出です。たくさんの本を読んで準備し、毎週寝不足になるほどでした。学内で学ぶだけでなく合宿もあり、普段以上に準備が大変できついところもありましたが、楽しい思い出です。先生や先輩、同志と議論を交わし、その時話したことは今でも覚えています。

―高校までの勉強と大学での学びの違いについて

 高校までは解明されたことを効率的に吸収することを目的に勉強します。一方で大学では、文系、理系を問わずそれまでの知識を前提にまだ答えの出ていない多くの問題に対してどう臨むか考えることが重要になります。どの学部でも面白い授業が数多く用意されているので、色々な授業を受け、勉強してみるといいと思います。

―東北大生の印象は

 授業を通して接すると、何が問題でどういう解決策があるか瞬時に考えることができ、優秀であるという印象があります。世の中には真面目であることをからかう人もいますが、東北大生はそうではなく、学ぶことの価値を知っていて互いに尊重し合うところがあると思います。また、県外から進学して一人暮らしをする人が多いからか、互いに助け合ったり自分が苦労したことを後輩に伝えたりする様子が見られます。このような点が東北大生のいいところだと思います。

―これからの東北大生に期待することは

 のびのびと勉学に励み、友情を育んでほしいです。東北大では最先端の研究を行う先生が多く在籍しています。ぜひ先生と接点を持ってみてほしいと思います。

―受験生にメッセージを

 東北大では、魅力的な先生、先輩、友達との出会いが待っています。大学時代に出会う人は、苦しい時に支えてくれる存在になります。一緒にここで勉強しましょう。

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